脳男

「脳男」を観たので感想書きます。
主演は生田斗真さん、松雪泰子さん、江口洋介さん。
ジャンルはミステリーになるのかな。
連続爆破事件から幕を開けるお話。
とりあえず爆発したりナイフで切られたり…なかなかグロテスクでした。

生田斗真さんの演じる鈴木は、なかなか変わったキャラでした。
鈴木は連続爆破事件の容疑者として捕まってしまうのですが、
感情をほとんど見せず、なぜ事件を起こしたのか動機を掴めません。
精神鑑定でも異常は見られず…
むしろ、機械のようにあたりさわりのない反応しかしないのが奇妙なほどです。

感情のないキャラなのでなかなか感情移入できなさそうに思いますが、これが不思議なもので。
物語の後半になると心の中で鈴木を応援していました。

無表情とはいえ、超絶イケメンですしね(笑)。

最後の最後で鈴木が一瞬だけ微笑むシーンがあるのですが、
笑うことができて良かったという安心感と、
今後鈴木が再び笑う日はおそらくしばらく訪れないだろうという寂しさが
余韻として残るお話でした。


ところで、緑川紀子という凶悪な役のを演じた二階堂ふみさん。
迫真の演技に圧倒されました。
若くてあんなに可愛いのに超怖かった。