鬼束ちひろ 悪戯道化師 大阪公演

鬼束ちひろさんのライブに行ってきました。
当初参加するつもりはなかったのですが、友人に誘われたので直前になって行くことに。


2011年12月の神戸のときは「やっぱり鬼束さんの歌はヘタウマだな」って感想でしたが、
今回ははっきりと「下手だ」と思ってしまいました。
前回の公演よりも明らかに歌が下手になっていた。
特に「蝋の翼」や「Sign」がひどかった。
高音が全然出てないし、ひどいしわがれ声。


ギター弾き語りの曲もあったけど、ギターも決して上手いとはいえない。
なんなら私のほうがマシに弾けるんじゃないかと思うくらい。
そんなに弾けないなら弾かなきゃいいのに…。


一番テンションが下がったのは、ボーカルマイクの前にDELLのディスプレイがあったことですかね…
あのディスプレイに何が映されていたのかは知りませんが。


観客は安いとは言えないチケット料金や交通費を払って来ているのだから、プロの歌手として、
もっとマシな公演をしてほしかった、というのが正直な感想です。


悪い感想ばかり並べすぎたので良い感想も書きますね。


ライブを観て良かったと思うのは、
昔(10年くらい前。それこそSignとかが発売された頃)よりもステージ上での動きが増えたこと。
相当上手い歌手でも、長時間演奏を聴いているとだんだん疲れてくる。
だから、ステージ上でなんらかの動きをするのって、結構大事だと思ってるんです。
その点では、昔より良くなったと思いました。

そして、やっぱり鬼束さんの曲は良い。
どんなにひどい演奏でも、曲自体はやっぱり良いと思ってしまう。


彼女の曲はやはり彼女が歌わなければ意味がないとも思う。


つまるところ。
今回のような演奏なら、もうライブなんてせずにCDでだけ活動を続けたほうが良いのかもしれませんね。
ステージ上で動き回る姿を見られなくなるのは勿体ないかもしれないけど。


前回の神戸ライブ以降、なんとなく鬼束さんの曲を聴くのを避けてしまっていたけど、
とりあえず一番新しいアルバム(未聴だった)は聴いてみようと思いました。