旅日記5日目

最後の日は津和野。

小京都とのことですが、個人的には乙女峠が最も印章に残っています。
キリシタンが明治の禁教令で改宗を迫られ拷問を受けた場所らしいです。
殉教したキリシタンもたくさんいたようです。
拷問を受けた池が残っていて、見ているととても悲しくなりました。
宗教は人を幸せにするものだと思うので、人が不幸になるような宗教は、いつかなくなればいいのに、と思いました…。

他、永明寺で庭を眺めたり、
津和野城跡(山の中)では熊が出没しないかビクビクしたり、
SLやまぐち号が津和野の町に入ってくるのを出待ち(?)したり、
小京都らしからぬ楽しみ方ですがとても楽しめました。
あ、寺で庭を眺めるのは京都っぽいですね。

津和野では朝から16時頃までしか滞在しなかったのですが、1日じゃ全部見切れなかったです。
今度津和野に行くなら、1泊してゆっくり観光したいです。

津和野からはSLやまぐち号に乗って新山口へ。
やまぐち号の中から外を見ると、こちらに向かってカメラを構えている人がいっぱいいて面白かったです(笑)。
畑仕事をしているおじいちゃんおばあちゃんも、ドライブ中のカップルも、小さい子どもも、みんなやまぐち号を見ていました。
去年の豪雨で山口線が被害を受けて、1年以上津和野までやまぐち号が走っていなかったせいもあるかもしれませんが(この旅のつい1ヶ月前に全線復旧したばかり)、やまぐち号は色んな人に愛されている車両なんだと感じました。



旅の5日間、ほんとに楽しかったです。
今回のようにゆっくり町や人を眺めながら知らない土地を歩いたのは多分初めてです。
移動中の電車の中で読もうと思って持っていった本やゲームは、結局あまり進みませんでした。
電車内のほとんどの時間は、電車の窓の外の景色を眺めながら過ごしました。
同じ日本でも知らない場所や文化がまだたくさんあるとわかりましたし、景色が綺麗すぎて他のことが考えられなくなった瞬間もたくさんありました。
一人旅だからこそ、見たり感じたりできたことがいっぱいあったと思います。

本当は本州の端っこ、下関まで行きたかったのですがそこまでは行けなかったので、
次は今回の旅の終わりだった新山口からまた巡りたい!