迷走

10日の水曜日に教授を踏まえた研究会での発表があり、
それに向けてあっぷあっぷしていたのですが、
それがようやく終わり、小休止中です。



迷走1

研究会の前日の9日夜に、
私のサークルの所属バンドがライブハウスでライブをするということで、
発表前日で余裕など全然無かったのですが、
バンドメンバーの卒業により今回がラストライブになる、というので、
無理矢理出かけました。

ライブはとても素敵でした。
ステージで演奏する先輩・友人達はとても輝いて見えました。
それを見ていたら、涙が出てきました。

羨ましくて。
忙殺されている自分が悔しくて。

勉強は大事。
研究も大事。
それが一番だと思ってた。
でも、それだけで終わっていいの?

「いつか出来る」の「いつか」なんて、
このままじゃ一生訪れない。

結局いつも羨ましがるだけなのです、私は。

音楽が出来ないから、音楽の出来る人を羨む。
音楽が出来ないのは、勉強が忙しいせいにする。
勉強が出来ないから、勉強の出来る人を羨む。
勉強が出来ないのは、バイトで忙しいせいにする。

いつまで経ってもアクションを起こせない。
アクションを起こす時間が無いから。
時間が無いのは本当。

でも時間が無いのは私だけじゃないはず。
みんな同じはず。
それでも確実にアクションを起こせている人がいるのは何故?

勉強は大事です。
研究も大事です。
だけど、私はそれだけで終わりたくないです。
音楽だって作りたいし、絵だって描きたい。
輝きたい。干からびたくない。
勉強に潰されたくはないのです。



迷走2

研究会にて。
教授に「貴女の考えた部分はどこなの?」と言われてしまいました。

…どこにも無かったです。
私の研究は、助教や指導の先生に言われたとおりのことをやっているだけのものです。

理系の学部の卒業研究なんて、ほとんどの人がそんな感じなのかもしれません。
私なりには色々考えたつもりだけど、結局学部生程度の知識や経験など、
たかがしれているのです。
だから研究指針を自分で立てられないことは仕方ないことなのです。
それは悪いことではないはずです。

けれど、教授のその言葉がずしんときてしまったのです。

どうして私からは何もアイデアが出てこないの?
そういえば22年もの間、私は何もしてない。



迷走3

大学に入ってからの私の勘違いは激しい。
どうも最近の私は、自分という人間のことを、
人付き合いの良い明るい人間だと思っている。

女子の集団は相変わらず怖いと思っているし、
男子の集団も相変わらず怖いと思っているし、
自分から他人を遊びや食事に誘うことなんてほとんど無いし、
そもそも、すぐに他人と仲良くなれるような人間が怖いと思っている。
のにね。
それのどこが「人付き合いの良い明るい人間」なの?

ちょっと自分の身分を省みるべき。
普段他人と接するのは全く平気だけど、
私が持っていない「馴れ合いの精神」のようなものを他人に見せ付けられると、
本当に凹む。
私が長い時間かけてやっと得られたと思った人間関係も、
他人にとっては一瞬なんだ。